業界を知る
私は大学時代、機械工学を専攻していたので、⼤きなプロジェクト、機械に携われるような機械メーカーに⼊りたいと思っていました。
およそ15年ぶりのフルモデ ルチェンジとなった超大型ブルドーザーの設計業務を担当し、遠隔操作や⾃⽴運転への対応、排ガス規制クリアに加え、⼤幅な商品⼒強化を目指し、メインフレームやエンジン出力特性など、ほぼ全ての装置を⼀からやり直すことになりました。苦労の甲斐があって、お客さまに⼤変好評を頂いています。
商品調査の機会などに、お客さまの稼働現場を⽬の当たりにした時は、壮⼤な景観や⼤型の機械群、⼤規模な設備に圧倒され、普段の設計業務では得られないような感動や発見がありますね。
またSNSや動画投稿の普及で鉱⼭機械のパフォーマンスや市場評価を身近に得やすくなりました。自分が手掛けた商品の広告、活躍する姿、売れ行き、市場評価を目にすることは、楽しみな時間であり、やりがいを感じる時でもあります。
以前、ロシア専⽤のパイプライン敷設用特殊⾞両を数年かけて開発した際、商品化と同時に市場がなくなってしまったことがありました。また開発した専⽤コンポーネントが後継機に採⽤されず、成功とは言い難いプロジェクトとなってしまいましたが、開発を通じて新しい知識や経験、そしてものづくりの楽しさを得られました。
単なる失敗に留めず、次のチャンスに活かせるように、ポジティブに考えることにしています。