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人間の感覚を工学的に「翻訳」してマシンを進化させる

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人間の感覚を工学的に「翻訳」してマシンを進化させる

キャタピラー S・N様 2011年入社
技術系
技術開発
Question

なぜこの業界に入ったのですか?

子どものころから自動車やエンジンに興味がありました。入社を決意したのは、グローバルな仕事ができることと先輩社員の雰囲気の良さです。

Question

どんな業務に携わっていますか?

私の仕事は油圧ショベルの性能分析です。ショベルの生産性や燃料消費量を、機体シミュレーションモデルや実際の機械のテストデータを用いて、解析・評価します。

Question

仕事でどんなことにやりがいを感じますか?

人が乗る機械なので、オペレータ(運転手)が感じる快適さ、操作しやすさは非常に重要です。オペレータの感じたことを分析して理論化し、マシンに盛りこむのが腕の見せどころ。自分のアイデアを試せるのがやりがいです。新しい機能や制御を考え、性能を評価する際は、従来のやり方では通用しません。仮説を立て、評価方法を議論する中で、多くの人の協力を得て、実際の機体評価で期待していた性能が得られたときの喜びは格別です。

Question

今まで大変だったことはありますか?

油圧ショベルの運動性能やオペレータが感じることというのは、料理に例えると”味”に相当するところがあります。フィードバックから”なにが美味しくないのか?”を明らかにしなければショベルを設計することはできません。”味”つまりショベルへのフィードバックの表現は国・地域、人それぞれで、文化的な背景が強い比喩表現も含むものを理解するのは大変です。深い理解を得るためショベルの性能への探究を続けていきたいです。