業界を知る
学生時代に企業と共同で製品機能を提案するプログラムを経験し、モノづくりで一番大切なことは、現場で実際に製品を使っている人の声を真摯に受け止めることだと感じました。クボタに惹かれたのは、そのように技術者自身が現場や現物を調査し、製品の設計・開発に活用する「現場主義」を強く掲げていたから。「この会社でならお客様が本当に求めているモノづくりができる」と確信し、志望しました。
北米・豪州向けに販売している建設機械（主にCTL）の新機種の設計・開発を行っております。
建設機械には基本性能に加えて、安全性や利便性の確保に向けた機能を実現するための多種多様な電装品が搭載されています。お客様がそれらを「どうすれば分かりやすく、使いやすくできるのか」を考えつつ試行錯誤しております。
設計開発のやりがいは、製品コンセプトを検討する上流工程から携われることです。特に電気関係は多くの部品を扱うため、他分野についても理解が深まります。その後、改めて製品を見つめ直すと、新しい発想が生まれたりするので非常に面白いです。
また設計の仕事は、『基礎研究』から最後の『量産』まで、製品の開発プロセス全てに関わります。それに加えて営業や調達など幅広い部門とも連携するため、毎日が成長の環境にあります。
電装品は機械のさまざまな機能を実現させるための基幹部品となるため、電気の知識だけではなく、油圧や熱マネジメントなど他分野のことについても理解を深める必要があります。担当者になった当初は電気回路の知識も浅く非常に苦労しました。しかし、チーム内で共有・相談する文化が根付いているため、多くの人に助けてもらいながら乗り切る事ができました。現在も業務内外で知識を深めながら仕事にあたっています。
