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環境対策

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森づくりに貢献コベルコ建機

林業機械でのカーボン・オフセット

 コベルコ建機は、2013年10月1日より、地球温暖化防止や森林整備への更なる貢献のため、カーボン・オフセット制度を活用した独自のプログラム、コベルコ「カーボン・オフセット」プログラムを実施。地道な活動が評価され、2015年に「第5回カーボン・オフセット大賞」農林水産大臣賞を受賞しました。また、2018年には東北経済産業局を事務局とする『第3回東北地域カーボン・オフセットグランプリ』にて、東北支援賞を受賞しました。
 
 カーボン・オフセットとは、自らが排出する温室効果ガス(CO2など)の量のうち、どうしても削減できない量の全部または一部を、他の場所で削減された温室効果ガスで埋め合わせ(オフセット)することです。
 コベルコ建機のコベルコ「カーボン・オフセット」プログラムは、経済産業省・環境省・農林水産省の発行する温室効果ガスの排出削減・吸収量の証明であるJ-クレジット制度の森林吸収系クレジットを、当社の林業機械に付加するものです。
 お客様の機械が1年間稼働することにより生じる温室効果ガスの一部をカーボン・オフセットすることを可能とし、また、お客様がオフセット・クレジットの発行者や発行プロジェクトを自由に選択することが可能で、これによって、ご希望の国内地域の森林整備に貢献できるプログラムとなっています。

林業機械SK75SR
林業機械SK165SR

独自技術の採用で環境改善日本ニューマチック工業

ハイスピード&ハイパワー、油圧ショベルへの負荷低減

 日本ニューマチック工業(以下、NPK)では、解体機へのブースタ採用を積極的に行っています。
 
 NPKのブースタとは、シリンダ内圧を必要な時に必要な分だけ増圧させる機構で、解体機に搭載できるサイズにまでコンパクト化した唯一無二の独自技術です。
 このブースタを採用することによって、アクチュエータであるシリンダを小径化することが可能となり、ハイスピード&ハイパワー、油圧ショベルへの負荷軽減を実現しています。  
 
 これらのブースタを搭載した解体機は、国土交通省が提供するNETIS(新技術情報提供システム)への登録、また、環境省主導の低炭素機器導入事業の一環では低燃費型建設機械として登録され、「工期短縮」「燃料消費量削減=CO2排出量削減」等の環境改善効果が公的機関にて認められています。
 
 NPKは「みんなの明日のため。未来を切り拓く技術」をキャッチフレーズに、今後もソリューションを追求していきます。

ブースタ搭載小径化シリンダ
ブースタを搭載した小割圧砕機(G200)
ブースタを搭載した大割圧砕機(SV-110XR)

健全な森林育成に貢献オカダアイヨン

地拵えの機械化で森林整備を効率的に

 オカダアイヨンは、地拵え機「切株グラインダー」の販売を通じて、健全な森林育成に貢献しています。
 
 地拵えとは、植栽する前に植え付け場所に残った材や枝などを整理し片付ける作業ですが、これにより植え付け作業を容易にし、同時に作業の安全性を確保することができます。また、植栽木の活着とその後の成長を助けることも重要な目的であるとされております。(全国林業改良普及協会「林業技術ハンドブック」より一部引用)
 
 当社の「切株グラインダー」は、高速回転の破砕ローターを採用することにより、14本の破砕刃で切り株・伐倒木・枝葉を短時間で切削することが可能です。また、グラップル装備で枝条や雑草木などをスムーズに除去し、レーキ機能で地表面をかいて林地を整理し、植林場所を確保することができます。伐採の終わった人工林には、切り株や多くの枝条が残されており、何もしなければ新しい苗を植えることができないばかりか、土地が荒廃してしまいますが、「切株グラインダー」を使用した地拵え作業により、従来の人手による作業に比べ安全かつ効率的に森林整備を行えます。
 
 今後もオカダアイヨングループは、お客様のニーズに寄り添うだけでなく、環境を意識した製品のご提供に努めます。

地拵え機・切株グラインダー (OSP-120)
根株の切削
破砕ローター

解体現場の安全性確保と省力化オカダアイヨン

アタッチメント交換作業時の高い安全性と生産性向上

 建物解体現場の大規模化に伴い、大型ショベルの使用が増加し、装着するアタッチメントも大型化してきています。通常、アタッチメントとショベルはピン2本で取り付けされ、アタッチメント交換の度に重量物であるピンの抜き差しを行う作業があります。この作業は危険と多くの時間を費やし、クラスによってはクレーンなどを使用する場合もあります。
 
 そこで、安全に時間を掛ける事なく、アタッチメントの交換作業ができる装置として、クイックヒッチ・SEカプラが開発されました。SEカプラを取り付ける事により、アタッチメントの交換作業時に人の手で行う必要がなく危険を回避、安全に作業を行う事ができると共に、交換作業時間の短縮と現場作業効率を向上させる事が可能です。すなわち工期の短縮にも繋がり、CO2排出量削減に貢献していると言えます。
 
 オカダアイヨンは脱炭素社会の実現に向けて、エネルギー消費量を最小化、再生可能エネルギーの利活用を図り、また「社会に存在価値ある会社」を経営理念とし、未来を見据えた、次世代の製品開発を常に目指しております。

クイックヒッチ・SEカプラ(SE350)
バケット装着(SE200)
大割機装着(SE850)

建設機械の部品や車体の再生で資源を循環日立建機

再生技術を通じて環境負荷の低減と持続可能な社会に貢献

 日立建機は、資源循環型社会の実現に向け、建設機械の部品や車体の再生事業を積極的に推進しています。

 日立建機は、1960年代から部品再生に取り組み、現在では国内・海外に再製造拠点を展開しています。
 使用済み部品は回収後に分解・洗浄し、消耗部材を修理・交換したうえで再度組み立て、厳格な検査を経て、新品同等の機能を保証する「再生部品」として市場に供給しています。これにより、廃棄物削減やCO₂排出抑制に貢献し、SDGsの推進にも寄与しています。

 近年では、部品再生技術を応用して油圧ショベル本体の再製造にも取り組んでいます。水没や長期稼働で損傷した機械を再生し、再び現場で活躍できる状態に戻すことで、新品製造に比べて資源・エネルギーを大幅に節約しながら、低コストでの導入を可能にしています。これにより、レンタル市場や建設現場のニーズに応えています。
 さらに、建設機械の「血液」に相当する作動油の再生技術も開発しました。専用装置による浄油と添加剤投入により、劣化した作動油の性能を回復させ、交換に伴う資源消費を抑制します。

 こうした取り組みは、資源循環型ビジネスモデルの確立と持続可能な社会の構築に向けた、当社の責任ある姿勢を示すものです。
 日立建機は今後も再生技術の高度化を進め、環境負荷低減と循環型社会への貢献をめざしてまいります。

大型の油圧シリンダーを再生
水没から再製造された油圧ショベル
作動油に添加剤を投入