災害復興支援

東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震で稼動諸岡

　諸岡は建設業、林業、陸上自衛隊などによる災害復旧の分野で使用される「不整地運搬車」「木材破砕機」の製造を手がけております。東日本大震災（２０１１年）では、陸上自衛隊による行方不明者の捜索や、がれきの輸送に当社の資材運搬車が使われました。また、津波の被災地では、家屋や流木等の木材がれきを処理するために当社の木材破砕機が使われています。熊本地震（２０１６年）、北海道胆振東部地震（２０１８年）といった大規模災害の現場でも稼働し、災害復興に貢献しています。
　今後も、当社が得意とする「不整地運搬車」「木材破砕機」等の建設機械を通して社会貢献活動を進めてまいります。

災害・復旧・復興現場で活躍する発電投光機ヤンマー建機

　近年各地で水害や地震、豪雪などの想定を越える災害が頻発しており、建設機械は一般的な土木工事のみならず、その汎用性から災害復旧・復興作業に必要不可欠なものになってきています。
　ヤンマー建機は、さまざまな現場の一日でも早い復旧・復興支援のお手伝いを行っており、当社が提供する製品の一つである発電投光機は、長時間にわたり広範囲に光を届けることができ、身の安全を確保するための避難所や復旧現場の後方支援として活躍しています。
　ヤンマー建機は、微力ながらこのような後方支援を行っておりますが一刻も早い復旧・復興支援だけでなく、慣れ親しんだ地域で安心かつ安全な生活が送れる基盤づくりにも役立つ製品やサービスを提供していきたいと考えています。
　最後に、ここでは、災害復旧作業に応用できる発電投光機についてご紹介いたしました。地元の方々の弛まぬ努力に本当に頭が下がる思いであり、また、犠牲となった方々とそのご家族及び関係者に、この場を借りて哀悼の意を表します。
　今後も、より顧客視点に立ち、少しでもお役に立つことができないか常に考えながら、ご提案やアフターフォローを迅速に行っていきたいと考えています。

高機能な双腕機や遠隔操作機を提供して震災・原発事故の復旧作業を支援日立建機

　建設機械は、日常の土木工事だけでなく、災害の復旧・復興作業にも欠かせない存在です。東北地方を中心に未曾有の被害をもたらした東日本大震災においても、大量に発生した被災地でのがれきの撤去や復興土木工事などで多くの建設機械が活躍しています。
　日立建機では、東日本大震災発生後、通常の油圧ショベルではできない複雑な作業が可能な双腕機「ASTACONEO」を2011年の５月と６月の二度にわたって被災地に提供。宮城県石巻市でのコンテナ撤去作業や、岩手県南三陸町におけるがれき処理作業を行いました。また、福島第一原発についても、東京電力や専門機関、業界団体との協議・協力のもと、クローラキャリアや大型解体機、大型クレーンなどを無線遠隔操作式に改良して現場に投入しました。これまでに約２０台の当社機が発電所敷地内の作業に貢献しています。

震災による墓地、墓石の早期復旧を願う声に対応前田製作所

　中越沖地震や東日本大震災では、各地の墓石が倒壊する事例が多数発生。ご先祖様を思い、墓地、墓石の早期復旧が望まれるなかで、復興支援機として、前田製作所の通称「かにクレーン」を無償で貸し出し、被災地復興の一翼を担いました。
　また、災害復興支援だけでなく、地域とのふれあいを目的としたイベントにも出展しています。子どもたちをはじめ、大勢の人達に、「かにクレーン」という存在を知ってもらうため、また機械に興味を持ってもらうための活動を展開しています。

トルコ・シリア大地震の復興支援用にオールテレーンクレーンを寄贈タダノ

　タダノは、トルコ・シリア大地震において、被災地の復旧・復興活動にお役立てできるよう、当社製のオールテレーンクレーンをトルコ政府に寄贈いたしました。同クレーンは、トルコ、イスタンブール市を拠点に、タダノ製品およびサービスを扱う代理店、ENKA（エンカ）社を通じてお届けいたしました。
　今回寄贈したATF50G-3型オールテレーンクレーンは、当社の小型最新機種で、被災地の激しい悪路でも自走が可能です。また、小回りの効くタイプであり、被災地の復旧・復興に広く貢献できるクレーンであると考えています。
　タダノは、トルコと長年に渡り緊密なビジネス関係を築いてきました。当社のクレーンで現地の復旧・復興活動が迅速かつ安全に進むことを望んでおります。